「こうやって頭のなかを言語化する。」〜思考を3分で整理するノート術〜

目次

はじめに

Audibleで「こうやって頭の中を言語化する。」を聴きました。

「どうして自分の考えをうまく伝えられないんだろう」
「会議で急に意見を求められると頭が真っ白になる」…こんな経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
そんな悩みを実践的なメソッドで解決してくれるのが本書です。

この記事では、なぜ言語化能力が重要なのか、
そして著者が1000人以上に実践してもらいながら改良を重ねてきた「言語化ノート術」をご紹介します。

本書の核心:言語化は才能ではなく習慣である

本書の最も重要なメッセージは「言語化能力は誰でも必ず身につけられる」という点です。
著者自身、元々は会議で発言するだけで顔が真っ赤になるほど言語化が苦手だったと明かしています。

私も会議で発言することはとても苦手でした。
感想やアイデアを求められても、うまく言語化できず、
「特にありません…」と流す事もしばしば。

そして後からモヤモヤを抱える事の繰り返し。
ようやく言語化できたのは、会議が終わってから
ずいぶんと時間が経ってから…なんて事はしょっちゅうです。

しかし、言語化を「習慣」にすることで、この能力は確実に向上すると著者は強調します。
才能や学歴は関係なく、正しい方法と継続的な実践さえあれば、
誰もが言語化能力を磨くことができるのです。

筋肉のように言語化もトレーニングで身につくなんて本当なのでしょうか。

言語化能力が向上すると得られる3つのメリット

1. 伝える力の向上

言語化能力を高めると、自分の考えや感情を的確に伝えるスキルが大幅に向上します。
具体的には、

  • 会議での提案力が高まり、上司や同僚からの信頼獲得につながる
  • 家族や友人との会話がスムーズになり、感情的なすれ違いが減少する
  • 初対面の場での自己紹介がより印象的になる

どれも大変魅力的な効果です。

2. 思考の質の向上

言語化は単なるコミュニケーション能力ではありません。
物事を深く考える力や論理的に整理する能力も養われます、

  • 表面的な問題に振り回されず、本質的な課題を見極められるようになる
  • 自己理解が深まり、自分の価値観や感情をより正確に把握できる
  • 日々の意思決定や問題解決能力が向上する

自分の頭の中にある情報だけでなく、外部情報の処理にも役に立つそうです。

3. 自分自身の内面と向き合う力

言語化を通じて自分の内面と対話する習慣が身につくと、
精神的な安定や成長にもつながります、

  • モヤモヤした感情の原因を特定し、対処できるようになる
  • 自分の価値観や目標がより明確になる
  • ストレスや不安をより効果的に管理できるようになる

内省することで、自身の思考を深掘りしてブラッシュアップできるわけですね。
自分との“壁打ち”とも言えそうです。

言語化の核心:「聞く力」の重要性

著者によれば、言語化の本質は「聞く力」にあります。
ここでいう「聞く」とは、他者の言葉を聞くだけでなく、
自分自身の内面の声を聞き取る力も含みます。

多くの人は自分の考えていることのほとんどが頭の中で言葉という形になっていないため、
「なんとなく」という曖昧な状態で思考や感情を放置しがちです。

この「自分の話を聞く」力を高めるためのポイントとして、
本書では次のことを提案しています。

  • 出来事と感情を分けて考える
  • 思考を頭の中だけでなくノートに書き出す
  • 自分に問いかけて対話する
  • 書き出した内容を振り返る時間を持つ

「魔法の言語化ノート術」の3ステップ

本書の核心である「魔法の言語化ノート術」は、
誰でも簡単に実践できる3つのステップから成り立っています。

著者によれば、この方法を5日間続けるだけで効果を実感できるそうです。

ステップ1:ためる

日々の中で心が動いた出来事とそれに対する感情を簡潔にメモします。

<ポイント>

  • 出来事を具体的に書く
  • 感情をセットで書く
  • 短い言葉でOK(過剰な凝りは不要)
  • タイミングを逃さず、その日のうちに記録する

<例>

  • 出来事:会議で自分の意見がスルーされた
  • 感情:悲しい、苛立ちを感じた

ステップ2:聞く

記録した出来事や感情に「なぜ」を問いかけて深掘りします。

やり方

  1. ステップ1で貯めたメモに「〜のはなぜか?」の言葉を足して問いを作る
    (例)「会議で自分の意見がスルーされて悲しいのはなぜか」
  2. ノートの見開きページの左上に問いを書き、線で囲む
  3. 3分間で5つ以上を目標に、問いに対して頭に浮かんだ言葉をどんどん書き出す

ステップ3:まとめる

書き出した内容を元に自分の考えや感情を一言でまとめます。

<やり方>

  1. ノートに書き出した内容から同じ言葉や似た意味の言葉を見つけて印をつける
  2. 印をつけた言葉を参考に、問いに対する現時点での自分なりの結論を一行にまとめる
  3. その結論をノートの見開きページの右上に大きく書いて線で囲む

実践例:日常生活での活用法

本書では、日常生活での具体的な活用例も紹介されています。
例えば、

例①:パートナーとの関係改善

例えば、ゴミ出しを忘れて妻から指摘された際に腹が立った場合、
その感情を言語化することで、単なる反発から自己理解へと視点が変わっていきます。

⇒期待されていたのに応えられなかった自分に腹が立っていた 。
 結論:自分自身にプレッシャーをかけすぎていた

例②:幸福感の深化

家族との散歩で感じた幸せな気持ちを言語化することで、
何気ない日常の幸せの本質に気づき、
より意識的に幸せを感じられるようになります。

まとめ:5日間でできる思考力アップ

「魔法の言語化ノート術」の最大の魅力は、
わずか5日間の実践で効果を実感できる点にあります。
1日たった3分の投資で、思考の整理能力やコミュニケーション能力が向上するのです。

このシンプルながらも効果的なメソッドは、
忙しい現代人にとって非常に実践しやすいものとなっています。

日々の小さな記録と深掘りが、あなたの言語化能力を飛躍的に向上させ、
仕事やプライベートの様々な場面で活きるスキルとなるでしょう。

私自身、この本を読んでから言語化ノート術を実践してみて、
モヤモヤしていた考えが整理され、日常会話もスムーズになってきたと感じています。
特に感情と出来事を分けて考えるという習慣は、冷静な判断にとても役立っています。

本書は、思考整理の教科書であり、人生のリズムを整える“習慣の指南書”でもあります。
言葉にする力が高まれば、仕事・人間関係・自己実現すべてにポジティブな影響が現れます。

  • 自分の意見が言えるようになりたい人
  • モヤモヤに悩まされている人
  • 成長したいすべての大人

これらに当てはまる方は、特におすすめできる一冊です!

こうやって頭のなかを言語化する。
総合評価
( 3 )
メリット
  • 思考を整理する技術の向上
  • コミュニケーション能力の強化
  • 自己理解の深化、自省する習慣が得られる
デメリット
  • 手軽ではあるが、継続するのは難しそう
  • 効果が表れるのに時間がかかる場合も?

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次