
Audibleで『続 窓ぎわのトットちゃん』を聴きました。
本人朗読+デジタルナレーションの特別仕様
作品紹介にはこう書かれています。
本作は、第1章を黒柳徹子本人による朗読、第2章以降はご本人の声をもとに生成されたデジタルナレーションによる朗読でお届けします。
正直なところ、ご本人の朗読部分は若干聴き取りづらい箇所もありました。
しかし、第2章以降のデジタルナレーションでは、
黒柳さんらしい味わいを残しつつ、聞きやすさも絶妙に調整されていて感動しました。
普段オーディオブックは2.5倍速で聴く私も、本作は等倍速で最後までじっくり堪能しました。
デジタルとはいえ、そこには確かに黒柳徹子さんの温もりが息づいていました。
『窓ぎわのトットちゃん』もオーディオブックで楽しめる
ちなみに、本作の前作にあたる『窓ぎわのトットちゃん』もAudibleで配信中です。
こちらは全編、黒柳徹子さんご本人による朗読!
自ら執筆し、自ら朗読する――まさに“ワンオペ型オーディオブック”の先駆けともいえる、
極めて稀有な作品となっています。
朗読と「解釈」の関係について考えさせられる
通常、朗読者は文字情報から心情や情景を解釈して読み上げることが仕事ですが、
本人の自伝を本人が朗読する場合、その解釈はすでに「正解」そのものです。
登場人物のセリフ、笑い声、歌なども、著者が意図した通りの表現で聴くことができる貴重な機会です。
作品の解釈において著者も読者も平等という考え方もありますが、
朗読までを著者本人が担当すると、その作品世界は著者の意図そのものとなり、特別な価値を持ちます。
著者自身が、自分の物語を自分の声で語るとなれば、そこに第三者的な解釈は不要です。
- どんな抑揚で
- どんなテンポで
- どんな声色で
それらすべてが「正解」として提示される、まさに究極の自己表現。
この体験ができるオーディオブックは、ほとんど例を見ません。
感じたこととおすすめポイント
本作を聴き終えて感じたのは、黒柳徹子さんの優しさと、時代を生き抜いた凛とした強さです。
戦中・戦後、芸能界や放送業界をリアルに生きた彼女だからこそ描ける、温かくも芯のある物語でした。
他にもこのような著者自身についての本を著者が朗読する「ワンオペ型」オーディオブックをご存知でしたら、
ぜひ教えていただけると嬉しいです。
- 黒柳徹子さんのお人柄に触れられる
- 戦中、戦後の芸能や放送業界に雰囲気がわかる
- デジタルナレーションの可能性を感じる。まるで本人が朗読しているかのようだった。
- ありません。皆さんにお勧めできます!
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