
はじめに
Audibleで『「怠惰」なんて存在しない』を聴きました。
Kindle Unlimited対象作品でもあるので、電子書籍でも手軽に読むことができます。
タイトルを見た時は、「怠けてしまう自分を優しく肯定してくれる本かな?」と想像したのですが、
しかし実際には真逆でした。
タイトルに込められた本当のメッセージ
本書は、日々無理を重ねて頑張りすぎている人たちに向けて、
少しくらい休んだって、あなたは怠惰なんかじゃない。
と優しく語りかける、生産性社会へのアンチテーゼを掲げた幸福論です。
ダラダラしている人を肯定する本ではなく、むしろ過剰な生産性追求からの脱却を促します。
本書で繰り返されるメッセージ
- 休むことは悪ではない
- 休息を罪悪感なしに受け入れるべき
- 頑張りすぎに気づかないまま、自分をすり減らしていないか
現代社会では、つい「もっと頑張らなきゃ」と追い立てられがちですが、
本書はそれにストップをかけるための応援メッセージとなっています。
頑張りすぎていることに気づいていない人にとって、特に価値ある内容といえるでしょう。
気になった点
これは本書に限ったことではなく、翻訳新書にありがちな構成なのですが、
同じ趣旨の事例が3つも4つも並び、
似た話が続いてテンポが悪いと感じる部分もありました。
やや冗長でクドい印象を受ける読者もいるかもしれません。
FIRE生活者の視点から考えたこと
私はすでにFIRE(経済的自立・早期リタイア)を達成している立場ですが、
それでも日々、オーディオブックを聴き、ブログを書き、情報を集め、
「暇を恐れるマインド」から完全には脱却できていないと気づかされました。
この本を読んで改めて、
“何もしていない時間”も、豊かな人生の一部なのだと、
受け入れる感覚を大切にしたいと思いました。
せっかく獲得した自由な時間を持つ生活において、
「暇」や「怠惰」を受け入れる感覚も大切だという気づきを与えてくれる一冊です。
常に「生産的であること」を求められる現代社会において、
本当の豊かさとは何かを考えさせてくれます。
- 頑張り過ぎていないか、自分を見つめ直す事ができる
- 頑張り過ぎている人との接し方について参考になる
- 怠けている人に対して、それを肯定してくれる本ではない
- 頑張り過ぎないための解決方法がほとんど書かれていない
- 翻訳新書特有の冗長な文章
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